2022年 勝手にM&Aトンデモ予想(理由・コメント付)

2022年 勝手にM&Aトンデモ予想(理由・コメント付)

2022年8月14日

お盆ということもあって、勝手にM&Aトンデモ予想をしました。

.M&Aトンデモ予想

①大和証券G本社によるサムティ完全子会社化
②ヒューリックと日本郵政の資本提携
③商社による携帯販売会社完全子会社化(伊藤忠商事⇒コネクシオ、住友商事⇒ティーガイア)
④METAによるスクウェアエニックス資本参加
⑤三菱商事による千代田化工建設の完全子会社化
⑥日本郵船によるスカイマーク買収
⑦東京電力と中部電力のHD化による経営統合
⑧パン・パシフィックIHDによるさいか屋完全子会社化
⑨平和・パチンコ部門をファンドに売却
⑩ブシロードによるブロッコリー買収

2.予想理由・コメント

①大和証券G本社によるサムティ完全子会社化

⇒大和証券は証券業界万年2位であり、強化を図るなら安定した収益が見込める不動産事業か。大和証券G本社とサムティは2021年に資本業務提携済み。直近の金融会社による不動産会社買収は、三井住友F&リースによるケネディクス買収(2020年)など。


②ヒューリックと日本郵政の資本提携

⇒日本郵政は、2017年に野村不動産の買収を企図するも破談。ただ、2021年に日本郵船から郵船不動産を買収するなど不動産事業強化の意思は変わらず。日本郵政とヒューリックとは2020年に業務提携をしており、関係性強化のため資本提携まで進めるか

 

③商社による携帯販売会社完全子会社化(伊藤忠商事⇒コネクシオ、住友商事⇒ティーガイア)

⇒携帯販社の収益は、ドコモショップ大量閉店計画などもあり急激に悪化中。ビジネスモデル再構築のため、親会社である商社による完全子会社化もありか


④METAによるスクウェアエニックス資本参加

⇒スクウェアエニックスは2021年に買収報道あり。筆頭株主であり、エニックス創業者である福嶋氏保有の株式動向によるものか買収候補として、ソニー、任天堂、マイクロソフトなどの名前もあがるが、ソフト会社として特定のハードメーカーによる買収は好ましくないか。METAはVRゲーム開発会社の買収もしており、大穴としてあり?


⑤三菱商事による千代田化工建設の完全子会社化

⇒千代田化工建設は米LNGで巨額費用かさみ経営危機に。自己資本比率は4.0%と危うい状況。三菱商事は更なる財務支援とあわせて完全子会社化し、LNG関連のイニシアティブを図っていく


⑥日本郵船によるスカイマーク買収

⇒業績的に陽の極みにある日本郵船、陰の極みにあるスカイマークは相互補完性ありとも言える日本郵船は子会社で航空運送事業を行っており、スカイマーク買収の可能性も0ではない?


⑦東京電力と中部電力のHD化による経営統合

電力会社は、燃料高、原発再稼働の遅れなどから収益が大きく悪化しており、業界再編も近い?中部電力と東京電力は、2015年にJERAを設立。2019年より燃料受入・貯蔵・送ガス事業、既存火力発電事業等などを統合している。


⑧パン・パシフィックIHDによるさいか屋完全子会社化

⇒パンパシフィックは2020年に宮崎の橘百貨店を買収。小売業界での地位向上も狙いの一つか。さいか屋は2021年にAFC-HDアムスライフサイエンスと資本提携。ただ、AFC-HDは本業とのシナジー薄く、赤字が続けば早急に見切りをつける可能性も。


⑨平和・パチンコ部門をファンドに売却

⇒平和は2022年にパチンコ事業に関するリストラを発表。現時点で収益の柱はゴルフ事業となっており、それと事業シナジーの薄いパチンコ事業を切り離す可能性あり。


⑩ブシロードによるブロッコリー買収

⇒ブシロード創業者の木谷会長は、ブロッコリー設立、事業悪化により代表返上・退任後、ブシロードを設立した経緯あり。その後紆余曲折あり、2020年、ブシロードはブロッコリー株の3.8%を保有木谷会長にとってもブロッコリーへの思い入れは強いと思われる。かつて退任せざるを得なくなった創業会社を買い戻すとなれば、かなり胸熱な展開。

 

以上、何の根拠もないM&Aトンデモ予想でした。

ニアピン賞的なものが出てきたら、後で予想通り…と言いたいと思っています。

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