コメントを掲載いただいたダイヤモンドザイ2023年2月号、初めに書いた原稿の3分の2くらいはカットとなったので、新号も出ましたし、原稿全文をブログにあげさせていただきます(原稿執筆日:2022年11月19日)
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1.2022年の自身の投資活動を振り返って
日本の高配当株を中心に買い増しを進め、変わらず派手さはないものの資産額は比較的堅調に推移しました。2022年11月20日現在、アメリカS&P500指数や日経平均株価は年初比マイナスで推移していますが、何とか資産額は年初比プラスを確保しています。
(1)アメリカ株
春以降下落基調にあったことから新規投資は止め、また、一部グロース株の高配当株への買い替えを進めました。保有株の中には大きく下落する銘柄もありましたが、円安の進行によりトータルでの円ベース資産額は微増となりました。
(2)日本株
業績のブレが少ない高配当株を中心に幅広く買い増しを進めました。万年割安株として放置していた総合商社株(丸紅(8002)、三井物産(8031)、住友商事(8053)、三菱商事(8058))が騰勢を強め利益に大きく貢献した一方、業績立て直し期待のはずが泥沼にはまっていったアイ・アールジャパンホールディングス (6035)や成長伸び鈍化から春以降下げ幅を広げたジャストシステム (4686)は大きなマイナスとなりました。
(3)日本REIT
資産の約17%を占めていますが、買いも売りもほとんど行いませんでした。米国金利が上昇していること、割安かつREITより利回りの高い日本高配当株が増加していることから、REITの魅力は相対的に薄れている印象です
②2023年の展望、投資戦略について
(1)アメリカ株
景気減速懸念は強いものの、①大統領選挙前年のアメリカ株パフォーマンスは非常に高いこと(以下twitterご参照)、②2022年のS&P500指数はマイナスとなる可能性が高いが、第二次世界大戦以降、2年連続でS&P500が下落した年は3回しかないことから、アメリカ株は意外に堅調に推移するのではないかと考えています。
アノマリー投資(https://t.co/qBJCa8Cpz5)から
— なのなの@けんぎょう投資家 (@nano_nano2001) November 17, 2019
大統領選挙の4年周期で見られるダウ平均の年上昇(1833年~2011)は以下になりますの。
大統領選挙の年:255%
大統領選挙の翌年:86%
中間選挙の年:187%
大統領選挙の前年:470%
ちなみに2019年は「大統領選挙の前年」で一番強い年になりますの pic.twitter.com/fcRGQgWnMv
(2)日本株
堅調なアメリカ株とあわせて堅調に推移するのではないかと予測します。
(3)具体的な投資戦略
以下を中心にフルインベストメントでのぞみたいと考えています。
①米国株
米国インデックスやテーマ別ETF(積み立て投資)
■銘柄例
・VGT
・VIG
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
②日本株
グローバルで競争力の高い、または出遅れ感があり再評価の動きが見られる日本高配当銘柄
■銘柄例
・東ソー(4042)
・日本特殊陶業(5334)
・日本製鉄(5401)
・八十二銀行(8359)
③2021年末から、現時点までの投資成績について
2022年1月1日時点の資産額 :113百万円
⇒2022年11月19日時点の資産額:120百万円(7百万円増、+5.7%)